
薬物療法とは異なる、うつ病治療の選択肢。TMS治療をご相談いただけます。
たわらクリニックの
TMS治療
「薬を飲んでいるが改善が十分でない」「副作用が気になる」「薬物療法以外の選択肢も知りたい」。
TMS治療は、頭部の外側から磁気刺激を行い、脳の特定部位の神経活動に働きかける治療です。
すべての方に適する治療ではないため、たわらクリニックではまず精神科医が症状、これまでの治療歴、服薬状況、安全性を確認し、TMS治療を選択肢として検討できるか判断します。
このような方はご相談ください
- 抗うつ薬を使用しているが改善が十分でない
- 薬の副作用がつらい
- 薬物療法以外の治療法も検討したい
- 仕事や生活を続けながら外来で治療したい
- 休職中で治療選択肢を広げたい
- TMS治療が自分に適しているか専門医に相談したい
TMS治療を希望しても、診察の結果、薬物療法、休養、カウンセリング等を優先してご提案する場合があります。
TMS治療とは
TMSはTranscranial Magnetic Stimulation(経頭蓋磁気刺激)の略称です。頭皮にコイルを当て、変化する磁場によって脳の表層に電気的な刺激を生じさせ、神経活動を調整する治療です。うつ病では、気分や認知機能に関係する前頭前野などを標的として刺激します。
TMS治療は麻酔を必要とせず、意識のある状態で外来治療として行えることが特徴です。治療中は頭皮を軽く叩かれるような刺激や筋肉の収縮を感じることがあります。
当院で用いるiTBSについて
たわらクリニックでは、iTBS(intermittent Theta Burst Stimulation)を用いたTMS治療をご案内しています。iTBSは、従来型rTMSとは刺激パターンが異なり、1回の刺激時間を短くできる方法です。当院では1回5分程度、週2〜5日、合計20〜40回程度を基本としていますが、回数や頻度は症状や治療経過により異なります。
TMS治療の特徴
- 薬物療法とは異なる作用機序の治療選択肢
- 麻酔を必要としない
- 外来で治療できる
- 1回あたりの治療時間が比較的短いプロトコールがある
- 全身性の副作用は薬物療法とは異なる一方、頭皮痛や頭痛等の副作用は起こり得る

どのような方が対象になるのか
TMSの適応は、診断名だけで決まりません。
症状の重症度、これまでの薬物療法や心理療法の経過、現在の服薬、身体疾患、てんかん・けいれんの既往、頭部周辺の金属や医療機器などを確認し、安全性と期待できる利益を踏まえて医師が判断します。
強迫性障害、ASD、ADHD等に対するTMS治療は行っておりません。
TMS治療の効果について
TMS治療は、うつ病に対する有効性が複数の臨床研究で報告され、日本でも一定の条件を満たすうつ病に対して保険診療として行われる治療法があります。一方、効果の程度や現れ方には個人差があり、すべての方に改善が得られるわけではありません。
TMS治療を受けるからといって、現在の薬を自己判断で中止することは避けてください。薬物療法を継続するか、減量を検討するかは、症状と治療経過をみながら医師と相談します。
薬物療法・ECTとの違い
TMS
- 方法
- 頭部の外側から磁気刺激
- 全身麻酔
- 不要
- 主な負担・副作用
- 頭皮の痛み・違和感、頭痛等
薬物療法
- 方法
- 薬を服用
- 全身麻酔
- 不要
- 主な負担・副作用
- 薬剤により眠気、吐き気、性機能への影響等
ECT(電気けいれん療法)
- 方法
- 電気刺激により治療
- 全身麻酔
- 必要
- 主な負担・副作用
- 記憶障害など
| 比較 | TMS | 薬物療法 | ECT(電気けいれん療法) |
|---|---|---|---|
| 方法 | 頭部の外側から磁気刺激 | 薬を服用 | 電気刺激により治療 |
| 全身麻酔 | 不要 | 不要 | 必要 |
| 主な負担・副作用 | 頭皮の痛み・違和感、頭痛等 | 薬剤により眠気、吐き気、性機能への影響等 | 記憶障害など |
どの治療が優れているという単純な比較ではなく、症状の重さ、過去の治療、緊急性、生活状況に応じて適切な方法が異なります。
副作用と安全性
TMSは非侵襲的な治療ですが、「副作用がない」治療ではありません。治療中や治療後に、刺激部位の痛み・違和感、頭痛、顔面筋の収縮、聴覚への影響、気分の変化などが起こることがあります。まれですが、けいれん発作が報告されています。
安全性を高めるため、初診時に既往歴、服薬、金属・医療機器の有無などを確認します。治療中に強い痛みや気分不良がある場合は、刺激強度の調整や中止を検討します。
TMS治療を受けられない・慎重な判断が必要な場合
- 頭部周辺に磁気の影響を受ける金属や医療機器がある場合
- 人工内耳、深部脳刺激装置、薬剤注入ポンプ等を使用している場合
- てんかん・けいれん発作の既往や、発作リスクを高める要因がある場合
- 急性の重い精神症状や、入院・救急治療が優先される場合
- その他、医師が安全上適切でないと判断した場合
ペースメーカー等の植込み型機器については機器の種類や位置により判断が異なるため、必ず事前にご申告ください。
料金
日本では、一定の条件を満たす成人うつ病に対してrTMSが保険診療として行われています。
一方、たわらクリニックで提供するTMS治療は自由診療です。
保険診療の適用条件や実施方法とは異なるため、費用は全額自己負担となります。
| TMS相談(初診) | 8,000円前後 |
| iTBS 初回設定料 | 5,000円 |
| iTBS 1回 | 5,000円 |
| iTBS 20回一括 | 80,000円 |
すべて自由診療です。表示は税抜価格です。
初診から治療までの流れ
- 01
TMS相談を予約
まずはTMS相談(初診)をご予約ください。TMS治療は東京院で実施しています。
- 02
精神科医による診察・適応判断
症状、これまでの治療歴、服薬状況、既往歴、安全性を確認し、TMSを選択肢として検討できるか判断します。
- 03
初回設定
刺激部位と刺激強度を設定します。
- 04
TMS治療を開始
外来で治療を行います。麻酔は使用しません。
- 05
定期的な評価
定期的に症状・副作用・治療継続の妥当性を評価します。
- 06
治療後の方針確認
予定回数終了後に治療効果と今後の方針を確認します。
他院に通院中の方は、主治医の同意を得た紹介状をご持参ください。
よくある質問
A頭皮を軽く叩かれるような刺激や痛み・違和感を感じることがあります。強い場合は刺激条件を調整します。
A頭皮の痛み・違和感、頭痛、顔面筋の収縮などが起こることがあります。まれにけいれん発作が報告されています。
A多くの場合、服薬状況を確認しながら治療を検討します。薬を自己判断で中止しないでください。
A当院現行案内では20〜40回程度を基本としていますが、症状や経過によって異なります。
A麻酔を使用しないため、多くの場合は治療後に通常の生活へ戻れますが、体調に応じて無理をしないでください。
A当院のTMS治療は自由診療です。日本には別途、条件を満たす場合に保険診療として行われるrTMSがあります。
A当院現行案内では、強迫性障害、ASD、ADHD等に対するTMS治療は行っていません。
A可能ですが、現行運用では主治医の同意・紹介状をご案内しています。予約時にご確認ください。

TMS治療のご相談
TMS治療が選択肢になるかは、症状や治療歴によって異なります。まずはTMS相談(初診)で、専門医にご相談ください。
