性病(性感染症)とは?種類ごとに症状や原因を解説!オンライン診療で検査・治療もできる

性病は性行為によって感染する病気で病原体によってさまざまな種類があります。中には自覚症状がないまま進行し、知らず知らずのうちに重篤化したり、パートナーに感染させたりする危険な病気です。しかし、本記事で性病がどんな病気か、感染予防や検査の方法を知ることで、早期発見・早期治療につなげることができます。「検査で誰にも知られたくない」という方に向けて「オンライン診察」についても解説しているので、ぜひご覧ください。

性病(性感染症)とは?

性病とは、性行為によって感染する病気の総称です。現在は、法改正によって「性感染症」や「STD(Sexually Transmitted Diseases)」、「STI(「Sexually Transmitted Infections」と正式な名称として呼ばれるようになりました。原因となる細菌やウイルス、原虫が体内に侵入することで感染します。

性病には梅毒や淋病など、さまざまな種類が存在します。症状の現れ方には種類や個人差があり、無症状の場合もあります。そのため、感染していることに気付かず、症状が現れたときには病状が悪化していたり、知らず知らずのうちに感染拡大を助長したりしているケースが多くなっています。

早めに治療を開始することで治るケースも多いため、心当たりがある場合は適宜検査をして、早期発見・早期治療および感染拡大の予防が大切です。

性病の主な種類と症状

性病の主な種類と症状は下記の通りです。

性病の種類 主な症状
梅毒 ・硬いしこり
・赤い発疹
・全身の炎症
・脳や心臓の病変
性器クラミジア感染症 ・おりものの増加
・不正出血
・排尿時の痛み
・尿道の違和感やかゆみ
淋病 ・おりものの増加
・不正出血
・強い排尿時痛
・尿道からの膿
HIV・エイズ ・発熱
・発疹
・リンパ節の腫れ
・合併症に応じた症状
性器カンジダ症 ・膣や外陰部にかゆみや白濁のおりもの
・陰茎に赤みや水ぶくれ
・排尿時・性行為時痛
・舌・口腔のヒリヒリ
性器ヘルペスウイルス感染症 ・性器のただれや発疹、水ぶくれ
トリコモナス症 ・悪臭のする白色、黄色の泡状のおりもの
・陰部のかゆみ
・排尿時痛

ここからは、それぞれの性病の感染原因や感染経路、症状について解説していきます。

梅毒

梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌による性病です。主に性行為によって感染し、オーラルセックスやキスでも感染する場合があります。近年、梅毒の感染者が増加しており、日本政府や日本医師会で注意喚起されています。

梅毒には第1期から第4期までのステージがあります。各ステージの特徴は次の通りです。

第1期:性器や肛門、口などに赤くて硬いしこりができる
第2期:手や足、体に赤い発疹ができ、一時的に消える
第3期:全身で炎症が発生する
第4期:脳や心臓に病変が現れる

早期発見するうえで注意すべきなのは、第1期と第2期です。気付きにくく、放置しやすい症状となっています。また、第2期の赤い発疹は、一時的に症状が消えるため「治った」と勘違いしやすいため注意しなければなりません。

性器クラミジア感染症

性器クラミジア感染症は、クラミジアトラコマティスという細菌による性病です。性病の中で、日本における感染者数が最も多いとされています。性行為で皮膚や粘膜、口、肛門から感染します。

性器クラミジア感染症は、女性の場合、無症状であることが多いのが特徴です。症状がある場合は、おりものの増加や不正出血などが一般的になります。一方、男性の場合は、排尿時の痛み、尿道のかゆみや違和感が初期症状として現れます。病状が悪化すると、精巣上体と呼ばれる部分で炎症が起き、男性不妊症を引き起こす可能性があります。

淋病

淋病は、淋菌という細菌による性病です。性行為によって、粘膜や分泌物に触れると感染します。また、手指やタオルで感染した可能性があるという報告もあります。

淋病の症状は、女性の場合、無症状で経過することが多く気付きにくいのが特徴です。症状がある場合は、おりものの増加や不正出血などが現れます。男性の場合は、強い排尿時痛や尿道からの膿が出るのが一般的です。しかし、女性と同様に無症状で経過するケースもあります。

HIV・エイズ

HIV(Human Immunodeficiency Virus)感染=エイズ(Acquired Immunodeficiency Syndrome)ではありません。

HIVはウイルスの名前で、エイズは後天性免疫不全症候群というHIVに感染した人が、免疫抵抗の低下とともに23の合併症のいずれかを発症する病気を言います。そのため、HIVに感染していても、エイズにはならないケースもあるわけです。

HIVは、主に性行為によって、精液や膣分泌液、血液、母乳などを介して感染します。他の性病に感染していると、HIVへの感染率が非常に高くなると言われています。

HIVに感染すると、発熱や発疹、リンパ節の腫れが数日~数週間続くことがありますが、無症状で進行するケースも少なくありません。治療しないまま放置すると、最終的にエイズを発症し、合併症に応じた症状が現れます。

性器カンジダ症

性器カンジダ症は、カンジダというカビの一種による性病です。カンジダは常在菌で、皮膚や口腔、消化管、膣などに存在しています。性行為によって感染するケースと免疫の抵抗力が抵抗したときに増殖し、自己感染するケースの2つがあります。

女性に多い性病ですが男性も発症します。男性の場合は、陰茎に赤みや水ぶくれが出たり、かゆみが出たりするのが一般的です。女性の場合は、膣や外陰部にかゆみや白く濁ったおりもの、排尿時・性行為時の痛み、舌・口腔のヒリヒリや白い苔のようなものの付着などが症状として現れます。

性器ヘルペスウイルス感染症

性器ヘルペスウイルス感染症は、単純ヘルペスウイルスによって感染する性病です。性行為に限らず、口と口の接触や唾液でも感染します。無症状で進行することが多くあり、症状が見られる場合は、性器にただれや湿疹、小さい水ぶくれが見られます。

一度感染すると、ウイルスは体内に残り続け、身体の抵抗力が低下したときや疲れているときなどに再発することがよくあるため注意が必要です。特に女性は妊娠中に再発しやすく、稀に胎児に感染することがあるため、早期発見・早期治療が大切です。

トリコモナス症

トリコモナス症は、性行為でトリコモナス原虫が原因となり感染する性病です。膣や子宮頚管にトリコモナス原虫が寄生し、さまざまな症状を引き起こします。一般的に、女性に症状が見られ、悪臭のする白色から黄色の泡状のおりものが大量に発生し、陰部がかゆくなります。男性で症状が見られる場合は、尿道炎によって排尿時痛が出ます。

性病の潜伏期間

潜伏期間は性病の種類によって異なります。

性病 潜伏期間
梅毒 1~13週間
性器クラミジア感染症 1~3週間
淋病 2~9日
HIV・エイズ 数週間~十数年間
性器カンジダ症 数年に及ぶ場合あり(常在菌のため特定困難)
性器ヘルペスウイルス感染症 3~7日
トリコモナス症 1~3週間

表のように、感染してから数年経ってから症状が現れるものもあります。性行為の記憶がなくなった際に症状が現れる場合があるため、最低でも月に1回の定期的な検査を行うようにしましょう。

性病の感染を予防するには?

性病に感染しないようにするには、極論「性行為をしない」ことが望ましいです。しかし、難しい面もあるため、最低でも特定の人とだけ性行為をするようにしましょう。

また、性行為をする場合はコンドームを正しく使うことが大切です。コンドームの正しい使い方は次の通りです。

コンドームを傷つけないように爪を切っておく
コンドームを傷つけないようにゆっくり取り出す
空気を抜くために精液溜まりを軽くつまむ
勃起したペニスにしっかりかぶせる
射精後はペニスが小さくなる前に取る
ティッシュや袋に包んで捨てる

性病の診断・検査方法

性病の検査方法は、種類や感染部位、性別によって異なります。ここでは、代表的な検査方法を種類ごとにご紹介します。

性病の種類 検査方法
梅毒 ・血液検査(抗原検査)
・病変の一部を採取し顕微鏡検査
・PCR検査
性器クラミジア感染症 ・各部位のクラミジア検査(性器や咽頭など)
淋病 ・尿検査
・喉の検体採取による検査
HIV・エイズ ・血液検査
性器カンジダ症 ・尿または膣分泌物検査
・皮膚擦過検査
性器ヘルペスウイルス感染症 ・検体採取による検査
トリコモナス症 ・おりもの、または分泌物を採取し顕微鏡で検査

検査できる場所は、病院や保健所でできます。性病検査キットを購入して簡易的に自分で検査することも可能です。しかし、保健所でできる検査は限られていたり、検査キットでは正しく検査できない可能性があったりするため、基本的には病院で検査を行うようにしましょう。

性病の治療

ここでは、性病の種類ごとに治療方法をご紹介します。

性病の種類 治療
梅毒 ・ペニシリン系の抗菌薬を服用
・神経梅毒の場合は抗菌薬の点滴
・菌の消滅を確認するため検査し、改善されていない場合は服用を続ける
性器クラミジア感染症 ・ジスロマックやクラビットなどの抗生物質を服用
・菌の消滅を確認するため検査し、改善されていない場合は服用を続ける
淋病 ・アジスロマイシンの服用や点滴、筋肉注射のいずれかを選択して治療
HIV・エイズ ・主に、2~3種類または3~4種類の異なる抗HIV薬を組み合わせて服用する多剤併用療法にて治療
・ウイルスが消滅するまで、飲み忘れなく服用し続けることが重要
性器カンジダ症 ・自然治癒する場合もある
・治療を希望する場合、治療が必要な場合は「膣内洗浄+膣座薬」や「外用薬」で治療
性器ヘルペスウイルス感染症 ・自然治癒する場合もある
・抗ヘルペスウイルス薬を服用
・再発を繰り返す場合は予防薬を服用する場合もある
トリコモナス症 ・抗トリコモナス剤の服用や膣錠で治療

性病の治療をするならオンライン診療性病の治療をするとき「家族や友達に知られたくない」と思っている人も多いでしょう。そんなときに活用してほしいのがオンライン診療です。ここでは、オンライン診療でできることやメリットを解説します。

ただし、梅毒やHIV・エイズ、ヘルペスは、血液検査や抗体検査が必要なため、オンライン診療では対応できません。また、オンライン上では性器を診るのはNGにしているところも多いため、気になるなら病院を受診しましょう。

病院へ行かずに診察を受けられる

オンライン診療ならわざわざ病院に行かずとも、性病の診察を受けられます。スマートフォンやPCがあれば誰でもできるので、好きな場所や好きな時間に受診できるのは大きなメリットです。クレジットカードや身分証明書が必要になるところが多いので、確認しておきましょう。

薬がもらえる

オンライン診療を行ったうえで、薬剤を郵送してもらえます。病院を受診すれば、病院でもらった処方箋の紙を受け取って、薬局に行く必要がありますが、オンライン診療ではその必要がありません。

抵抗感なく受診できる

はじめて性病の検査を受ける人は特に、病院を受診することに抵抗感を覚える人も多いはずです。そんなとき、オンライン診療なら周りの目を気にせず、性病の診察を受けられます。

性病は適切に対処して早期発見・早期治療を目指そう

さまざまな種類がある性病の中には、無症状で進行するものも少なくありません。心当たりや気になることがある場合は、早期発見・早期治療のために、定期的な検査を欠かさないようにしましょう。「病院を受診するのは抵抗感がある」という方は、まずオンライン診療で相談するという選択肢もあるので、できるだけ早めに行動することが大切です。

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