たわらクリニック東京では、うつ病の磁気刺激治療(TMS)を日本で最初期に導入し、現在まで多数の患者様に対してTMS治療を行ってきました。今回はTMS治療の利点、当院のTMS治療の特徴を簡潔にご説明したいと思います。
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TMS治療の利点
1.薬物療法に比べて治療期間が短い
薬物療法は副作用がある場合に薬剤置換と調整を含めて3か月程度見込んでおり、その後も治療継続が必要なため、一般的には通院期間が1~2年程度と長くなります。それに対してTMS治療の場合は約1~2か月で治療終了となることが大半です。
2.治療反応速度が速い
患者様によっては効果をすぐにご実感頂く方もいますが、一般的には10回程度施行して効果を感じる方が多いです。徐々に刺激強度を上げていけば、より治療効果が期待できます。
3. 副作用が少ない
抗うつ薬による薬物療法は、吐き気、めまい、ふらつき、頭痛、眠気、食欲不振、性機能低下等の副作用が特に服用当初に目立ちますが、TMS治療は治療導入初期に軽い頭痛が生じる程度であり、薬物療法と比べて明らかに副作用は少なくなっています。
当院のTMS治療の特徴
1.日本精神神経学会の専門医による診察で、患者様の症状の背景についてお話を伺い、病状評価に対してTMSの適応があるかを適切に判断し、治療経過もうつ病評価尺度を用いて改善した症状を客観的に評価してフィードバックしています。
2.TMS治療終了後も、再燃予防のための対処法について話し合い、患者様のご希望や症状に合わせて、復職プログラムを含むカウンセリングや、薬物調整(減薬→断薬)と精神療法など、必要な治療提案を行いフォローしていく事が出来ます。
3.日本で最も早期からTMS治療を導入しており、治療症例も多く、専門医や専門スタッフが治療導入から終了までしっかりサポートさせて頂き、安心して治療を受けて頂けます。
4.当院はあくまで一般診療がメインのクリニックのため、TMS治療の押し売りはしておりません。薬物療法やカウンセリングの方が望ましいと思われる方にはその旨をしっかりと説明しております。TMSを受けたいが悩んでいるという方は、安心してお気軽にご相談下さい。