【心身症とは?症状や治療法などを解説します】

片頭痛の画像

皆さんは心身症という疾患について詳しく知っていますか?

心身症はストレスの影響が身体に現れる疾患の代表的なものです。心身症によって発症する疾患は非常に多く、人によって発症する症状が違うため、症状に合った治療を受ける必要性があります。

呼吸器系や消化器系、循環器系などさまざまな身体の症状が発生するため、どんな症状に対してどんな薬を処方してもらうのかというもの大切です。

それでは、心身症とはどんな疾患なのか、どんな症状なのか、薬の処方についてご説明しましょう。

【心身症とは?】

心身症とは、心理的なストレスを感じることによって身体的な影響が身体に現れる疾患の総称です。

一般的に身体的な症状が現れた場合、その症状に対してさまざまな対処をする必要がありますが、心身症によって発症した症状は心理的なストレスが主な原因として挙げられます。

しかし、心理的なストレスに気づいていない人ほど発症しやすい上に悪化しやすく、心身症に気づくのが遅いほど治療するのも難しくなっていきます。早めに気づいて治療に臨む必要性がありますが、心理的なストレスがもたらす身体的な症状について理解を深めることが大切です。

心身症はあくまで心理的なストレスによる身体的な症状を発症した場合に診断される疾患であり、神経症やうつ病などの精神疾患に伴う身体的な症状を発症したとしても心身症と診断されることはありません。

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【心身症の症状】

心身症の症状は人によって発症する内容が非常に大きく違います。

基本的に頭、腹部、肩や手足などの痛み、吐き気や全身の倦怠感などを発症することがありますが、厄介なのは心理的なストレスに伴う身体的な症状です。

たとえば、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなど、様々な疾患が当てはまります。

その他にも、以下のような症状が現れることがあります。

呼吸器系

・気管支ぜんそく
・過換気症候群
・神経性咳そう
・慢性閉塞性肺疾患など

循環器系

・本態性高血圧症
・本態性低血圧症
・起立性低血圧症
・冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)
・一部の不整脈など

消化器系

・胃・十二指腸潰瘍
・急性胃粘膜病変
・慢性胃炎
・心因性嘔吐
・過敏性腸症候群
・潰瘍性大腸炎
・慢性肝炎
・慢性膵炎など

内分泌・代謝系

・肥満症
・神経性食欲不振症
・神経性過食症
・愛情遮断性小人症
・甲状腺機能亢進症
・心因性多飲症
・糖尿病など

神経・筋肉系

・筋収縮性頭痛
・片頭痛
・その他の慢性疼痛
・痙性斜頭
・自律神経失調症
・心因性めまい
・冷え症
・異常知覚
・失声
・チックなど

小児科領域

・小児ぜんそく
・起立性調節障害
・過換気症候群
・消化性潰瘍
・反復性腹痛
・神経性食欲不振症
・周期性嘔吐症
・情動性不整脈など

皮膚科領域

・慢性じんましん
・アトピー性皮膚炎
・円形脱毛症
・汎発性脱毛症
・多汗症
・接触皮膚炎
・湿疹
・皮膚掻痒症など

外科領域

・腹部手術後愁訴(腸管癒着症、ダンピング症候群、その他
・頻回手術症
・形成術後神経症など

整形外科領域

・慢性関節リウマチ
・全身性筋痛症
・腰痛症
・多発関節痛
・肩こり
・頸腕症候群
・痛風など

泌尿・生殖器系

・夜尿症
・遺尿症
・神経性頻尿(過敏性膜胱)
・遊走腎
・心因性インポテンス
・前立腺症
・尿道症候群など

産婦人科領域

・更年期障害
・機能性子宮出血
・月経痛
・月経前症候群
・月経異常
・卵巣機能低下
・不妊症
・不感症など

眼科領域

・原発性緑内障
・眼精疲労
・本態性眼瞼けいれん
・視力低下
・視野狭窄
・眼痛など

耳鼻咽喉科領域

・耳鳴り
・心因性難聴
・アレルギー性鼻炎
・嗅覚障害
・頭重
・頭痛
・口内炎
・心因性失声症
・吃音など

歯科・口腔外科領域

・顎関節症
・口腔乾燥症
・三叉神経痛
・舌咽神経痛
・ある種の口内炎(アフタ性および更年期性など)

以上のような症状を発症することがあるため、発症した症状に合わせて治療を受ける必要性があります。

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【心身症を治療する方法とは?】

心身症の治療方法は、基本的に発症している症状に応じた治療を行う対処療法となります。

たとえば下痢が頻繁に起こっているのであれば下痢に効果が期待できる薬を処方したり、腹痛であれば腹痛に効果が期待できる薬を処方したりします。

とはいえ、心身症は心理的なストレスが原因なので、身体的な症状に対する治療のみを行っていては完治しません。したがって、身体的な症状を緩和しつつ、心理的なストレスを軽減する方向性で治療を行っていきます。

たとえば心身症に伴う胃潰瘍を発症した場合、胃酸の抑制剤や胃の粘膜保護剤などを処方します。

一方、心理的なストレスを解消するために、自律神経のバランスを整えたり、リラックスできる環境を作ったりと、少しずつ状況を意識して対処することで改善を目指していくのが一般的です。

【心身症の症状の治療はオンライン診療がおすすめ!】

心身症に伴う身体的な症状を緩和させるために、比較的短期間で薬を処方してもらっている場合、手元に頓服薬のように常備しておくと安心です。

ですが、薬が少なくなってきた時、再度薬を処方してもらう必要性があります。ただ、忙しくて病院や薬局に行く暇がない場合など、薬を処方してもらうのが難しい場合もあるでしょう。

そんな時におすすめなのが、オンライン診療です。

オンライン診療であれば自宅で医師の診察が受けられる上に、サッと薬が処方されるのでいざという時に便利な方法です。緊急時でも薬が処方されることから、常に薬を常備しておきたい人などにおすすめです。心身症を発症している人は是非ともオンライン診療を受けてみてはいかがでしょうか。

【まとめ】

心身症は主に心理的なストレスが原因で身体的な症状を発症するため、根本的なストレスを解消しない限り完治することはありません。

身体的な症状に対する治療のみを行っていても完治しないため、薬などで症状を抑えながらストレスを解消する必要性があります。

頓服薬のように薬を常備しておくと安心ですが、オンライン診療でいつでも薬が処方されるようにしておくと、より安心して過ごせるでしょう。

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