【5月病とうつ病は関係があるのか解説します】

5月病の画像

皆さんは5月病になったことはありませんか?

春の季節になると5月病になる人が増加する傾向にありますが、その症状はうつ病によく似ていると言われています。また、5月病からうつ病を発症するケースもあるので、5月病には十分に注意する必要性があるでしょう。

それでは、5月病とは何か、うつ病とどんな関係があるのか、もしも5月病からうつ病になってしまった時の治療法についてご説明しましょう。

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【5月病とは?】

皆さんは5月のゴールデンウィークで思い切り楽しんだり、のんびり過ごしたりした後、仕事や学校に行く気持ちが薄れたり、億劫になったり、やる気が出なかったりした経験はありませんか?

5月病とは、まさに新年度の進学や就職、引っ越しなどの急激な環境変化によって身体に大きなストレスを感じている状態を指します。

5月病は基本的に春先に増加する傾向にあり、初期症状としてやる気が出ない、食欲が落ちる、学校や会社に行きたくない、眠れなくなるなどの状態が起こり得ます。

もちろん5月病は正式な病名ではありませんが、5月のゴールデンウィーク明けを中心に春先に増加する一過性の心身の不調として注意が促されているのがポイントです。

【5月病とうつ病は関係がある?】

結論から言えば、大きく関係していると言えます。

上記でご説明したように、5月病の症状はやる気が出ない、食欲が落ちる、学校や会社に行きたくない、眠れなくなるなど様々ですが、これらの症状は適応障害や軽いうつ症状に酷似しています。

基本的に春先は急激な環境変化によってストレスが溜まりやすい時期なので、上記のような症状が続くと状態が改善されにくくなり、徐々に体調が悪くなって欠勤や欠席が続く可能性があるでしょう。

中には5月病を「甘えてるだけ」「そんなんじゃ社会でやっていけない」などと軽く見ている人もいるかもしれませんが、決して軽く見てはいけない症状だと言えます。

どんな人が5月病になりやすい?

今まで5月病に1回もならなかった人もいれば、何回も5月病に悩まされてきている人もいます。

基本的に5月病は誰でもなる可能性があります。

ただ、その中でも受験や就職を終えて燃え尽き症候群のような状態になった人や、周りの環境に対応できず馴染めない人は必要以上にストレスを溜め込みやすいので5月病を発症しやすい傾向にあるでしょう。

また、他にも真面目で几帳面な人や責任感が強い人、一人で抱え込むことが多い人は5月病をきっかけに適応障害やうつ病を発症しやすくなります。

逆に一人で抱え込まずに周りに相談できる人や、上手にストレスを発散して溜め込まないようにしている人は5月病を発症しにくいとされています。

5月病に悩まされないようにするためにも、様々な方法で予防する必要性があるでしょう。それでは、5月病の予防方法についてご説明しましょう。

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5月病の予防方法

5月病になりやすい人でも、事前にしっかりと予防することで発症が防げる可能性が高まります。今からでも遅くないので、5月病にならずに日々を過ごすためにも様々な予防方法を実践するのがおすすめです。

5月病の予防方法は、以下の通りです。

趣味でストレスを発散する

5月病による心身の不調を防ぐには、何よりもストレスを発散させることが大切です。

したがって、趣味がある人は趣味に興じてストレスを発散させるのがおすすめです。自分の好きなことをして過ごすのは何よりもストレスを発散させることができるので、ストレスを感じている場合は趣味に時間を割きましょう。

適度な運動を心がける

精神的な疲労やストレスは、適度な運動をすることで緩和・軽減されると言われています。

適度な疲労を感じることによって肉体的な疲労に変えられることから、精神的な疲労やストレスを感じやすい人ほど適度に運動するのがおすすめです。

精神的なストレスや疲労は数日休んだ程度で回復しませんが、肉体的な疲労であれば自律神経も整えやすく、数日で回復するので適応障害やうつ病になりにくくなります。

規則正しい生活リズムを維持する

5月病を防ぐなら、規則正しい生活リズムを維持することも大切です。

夜遅くに寝ていたり、寝る直前までスマホやテレビ等のブルーライトを見たりといった不規則な生活リズムは心身の健康を害する可能性が高くなります。不規則な生活リズムを繰り返していると、ぐっすり寝たはずなのにスッキリ目覚めにくくなったり、寝ても身体の疲れが取れなかったりと様々な不調の原因になります。

少なくとも夜遅くに寝るのをためて早く寝るのを心がけたり、寝る2時間前にはブルーライトを見るのをやめたりといった対策を心がけましょう。

同じ境遇の仲間に相談する

ストレス発散には同じ境遇の仲間に相談して話し合うのもおすすめです。

もちろん人によってストレスや環境などに差はありますが、春先やゴールデンウィーク明けなどは同じようなストレスを抱えている人が多くいます。

同じ仲間に相談して同じ悩みを共有し、悩みや愚痴などを言い合うことで上手にストレスを発散することができます。

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【5月病によるうつ病を発症したら早期改善を目指そう】

もしも5月病による適応障害やうつ病を発症したら、うつ診療などを受けて早期改善を目指しましょう。

中でもおすすめなのは、TMSによる改善法です。

TMS治療とは反復経頭蓋磁気刺激と呼ばれる治療法であり、主にうつ病や不眠症、パーキンソン病などの様々な症状に用いられる新しい治療法です。薬物療法で改善が見られなかった症状が改善される可能性があるだけでなく、人によって様々な副作用が発生することがある薬物療法に頼らなくても、TMS治療なら副作用を引き起こす心配が少ないのが大きなメリットです。

TMS治療で期待できる主な効果は、以下の通りです。

• 薬物療法の効果がない方
• 認知機能の改善
• 脳卒中後遺症のリハビリ効果
• 普段通りの仕事ができるようになる
• そわそわしたりイライラしたりする状態の改善
• 判断力の回復
• 気分の落ち込みの改善
• 寝つきが良くなる
• 疲労感や食欲の改善

TMS治療では主に以上のような効果が期待できるため、特に薬物療法と比べて副作用が少なく、再発率も低いのは大きなポイントだと言えるでしょう。

特に進学や就職などで欠席や欠勤が続くような状態は避けたい人や、できる限り早く症状を改善したい人におすすめです。

【まとめ】

5月病を甘く見たり、5月病なんてありえないと思ったりしている人もいるかもしれませんが、急激な環境の変化によるストレスや不安、悩みなどは決して小さな問題ではありません。

当人にとって心身共に大きなストレスを感じることなので、適応障害やうつ病を発症しても不思議ではありません。

5月病で適応障害やうつ病を発症してしまったら、TMSなどの治療を受けて早期改善を目指しましょう。

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