【ライフイベントでうつ病や適応障害になる可能性も?うつ診療などについて解説します】

ライフイベント

人はライフイベントの変化によってうつ病を発症する可能性があることをご存知でしょうか?

人生の中で様々なライフイベントの変化がありますが、良いことがあった時は幸福感や達成感などを感じられて良い気分になりますが、逆に悪いライフイベントが起こるとうつ病や適応障害を発症する可能性があります。

うつ病や適応障害は同じうつ病の症状を発症しますが、厳密には大きな違いがあるのがポイントです。

いずれにしても、ライフイベントによるうつ病や適応障害を発症して長引かせないようにするためにも、早期改善を目指す必要性があります。

それでは、ライフイベントによるうつ病や適応障害や、早期改善するためのうつ診療についてご説明しましょう。

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【うつ病と適応障害の違いとは?】

うつ病と適応障害には大きな違いがあるとされています。

うつ病は厳密な発症原因が明らかになっていないものの、一般的に精神的に強いストレスや気分の落ち込みなどを感じることで発症するとされています。しかし、うつ病と適応障害では、ストレスを感じた直後に発症するのが適応障害、その後もストレスや気分の落ち込みなどに晒され続けている状態をうつ病といった違いがあるのがポイントです。

適応障害の場合、発症の引き金が必ずあります。たとえば配偶者の死や離婚、夫婦の別居生活などが当てはまるでしょう。

また、強いストレスを受けるとすぐに発症し、そのストレスや気分の落ち込みなどの原因が解消されるとすぐ良くなる傾向にあります。さらに、うつ状態であっても楽しいことがあると楽しめるのも大きな特徴です。

一方、うつ病は発症の引き金がないことが多く、慢性的なストレスや抑うつ状態などに晒されている時に発症しやすいとされており、そのストレスの要因が解消されたとしてもすぐに治らないことが多い傾向にあります。

また、うつ状態になると楽しいことがあっても楽しめないことがほとんどですが、薬による効果が現れやすいとされています。

このように、うつ病と適応障害には多くの違いがあることが分かるでしょう。しかし、適応障害の原因が分かっているライフイベントによるストレスや気分の落ち込みなどが長引くと、適応障害からうつ病に変わることも考えられるので注意が必要です。

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【うつ病や適応障害を発症しやすいライフイベントTOP10】

うつ病や適応障害を発症しやすいライフイベントTOP20は、以下の通りです。

1. 配偶者の死
2. 離婚
3. 夫婦の別居生活
4. 拘留
5. 親族の死
6. 個人のケガや病気
7. 結婚
8. 解雇・失業
9. 夫婦の和解・調停
10. 退職
11. 家族の健康上の変化
12. 妊娠
13. 性的障害
14. 新たな家族構成員の増加
15. 仕事の再調整
16. 経済状況の変化
17. 親友の死
18. 転職
19. 配偶者との口論の大きな変化
20. 100万円以上の借金

参考元:公衆衛生研究.1993;42(3) (niph.go.jp)

以上のように、自分の人生におけるライフイベントによって大きなストレスや気分の落ち込みなどを感じ続けることで、うつ病や適応障害を発症しやすくなるとされています。

配偶者や親族など、長年連れ添った、親しんだ者を失う喪失体験が代表的な事例だと言えます。

喪失体験を含めて、自分にとって都合が悪い、ストレスを感じる要因のライフイベントの前後では、精神的に大きなストレスのせいで強い負荷がかかったり、抑うつ気分が強くなったり、うつ状態になりやすかったりする傾向にあるでしょう。

ライフイベントが一気に重なり続けることでうつ病や適応障害を発症しやすくなる

ここで覚えておきたいのは、うつ病や適応障害を発症させないようにするために一気にライフイベントを重ねすぎないようにすることです。

ライフイベントによる変化が徐々に発生しているようであれば、一つずつ対処できるのでうつ病や適応障害を発症させずに済む可能性が高いでしょう。しかし、一気にライフイベントを重ねすぎてしまうと、一つ一つ対処するのが難しくなり、上手く対応できずに強いストレスとなって精神的な負荷をかけてしまいます。

ストレスや気分の落ち込みなどによる負荷がかかり続けることで、うつ病や適応障害を発症いやすくなってしまうでしょう。自分にとって楽しいことをすればストレスを感じることがないから、うつ病や適応障害を発症することはないと思う人もいるかもしれません。

しかし、気分の良し悪しにかかわらずどんなライフイベントも身体は少なからずストレスとして受け止めているため、楽しいことさえしていれば問題ないと思っているなら認識を改めた方が良いでしょう。

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【早期改善を目指すならうつ診療でTMS治療を受けるのがおすすめ】

もしも度重なるライフイベントの変化や、一つのライフイベントが自分にとって強いストレスを感じたり、抑うつ状態がひどくてうつ病や適応障害を発症してしまったりしたら、早期にうつ診療を受けて改善を目指すことが大切です。

早期改善を目指すなら、TMS診療を受けるのがおすすめです。

TMS治療とはアメリカ発祥の最新うつ病治療法であり、薬を使わずにうつ病を改善する効果が期待できます。うつ病治療は薬を服用するのが一般的でしたが、TMS治療は薬に頼らずにうつ症状を改善する効果が期待できるので、薬による副作用が一切ありません。

さらに、TMS治療は薬による治療よりも効果が出るのが早いとされているので、うつ病の早期改善に適していると言えるでしょう。薬物療法だと一般的に効果が実感できるまで2週間~4週間ほどかかるとされているので、すぐに効果を実感できるケースは少ないでしょう。

しかし、TMSは5回~10回ほどで抑うつ状態を改善する効果が実感できるとされています。すぐにでもうつ病や適応障害の症状を改善して以前のような状態に戻りたいと考えているなら、TMS治療を受けるのがおすすめです。

【まとめ】

ライフイベントによる変化はどんなことでも少なからずストレスを感じている以上、ライフイベントを一気に重ねすぎないようにすることが大切です。

ただ、気を付けていても自分にとって大きなショックを受けるようなことが一つでも起きれば、うつ病や適応障害を発症する可能性は十分にあります。

もしもうつ病や適応障害を発症した場合は、早期改善を目指してTMS治療を受けるのがおすすめです。TMS治療は早期改善が目指せる画期的な治療であり、薬による副作用が気になる人にもおすすめなので、気になる人はTMS治療を検討してみてはいかがでしょうか。

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