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【ケース3】
職場ストレスに伴う抑うつ状態で休職を繰り返していたケース(治療期間1ヶ月半 2クール)
仕事の過重労働やストレスで抑うつ状態になり休職と復職を繰り返していた方で、他院での薬物療法では十分な回復に至らず当院でのTMS治療を希望された。
朝の抑うつ、不安焦燥感、意欲低下、倦怠感、不眠、食欲不振があり、中等症レベルのうつ病と診断。
2週間でTMSを1クール施行し、朝の抑うつと倦怠感が改善。
2クール目に徐々に意欲低下や食欲不振など全体の症状が改善し、薬物療法より治療反応性が良好であった。
抑うつ状態は概ね改善したが、休職と復職を繰り返していた経過で復職への不安が高く、リハビリと心理療法を兼ねた当院の復職プログラムを1ヶ月利用。
心理士との振り返りとリハビリ、再発予防のスキルアップの準備を経て無事に復職し、その後も再燃なく就労維持している。