【精神疾患の妄想とうつ病】

妄想は、あり得ないことや明らかに誤っている事柄を信じ込んでしまうことです。その中で
もいくつか種類があり、代表的なものとして自分の悪口を言っている、見張られている、だまされているといった被害妄想があげられます。このような妄想はうつ病によるものと思われがちですが、厳密にはうつ病ではなく統合失調症の部類に属するものになります。

統合失調症とは

妄想は統合失調症の中でも陽性症状になりますが、妄想の他に、実際にはないものが感覚的に感じられる、幻覚というものがあります。

妄想のサイン・症状

自分には聞こえたり見えたりするのに、家族や友人など周りの人たちから否定をされ、訂正をされても受けいれられないことが見受けられた場合、妄想の可能性があります。

妄想(幻覚)のサイン

・常に不安そう、緊張をしている
・現実には何も起きていないのに、悪口を言われた、いじめを受けていると思い込む
・誰かに見られている、見張られていると思い続けている
・独り言を言い続けている
・だれも話していないのに、頭の中で声が聞こえる

妄想の状態が続くと、周囲との接触が乏しくなり、また自分への関心も乏しくなるので、身なりが整わなくなることもあります。また頭が回らなくなるため、さまざまな影響が出て生活しづらくなってしまいます。そのため上記のサインに当てはまると思うものがある場合は、一度心療内科を受診されることをおすすめします。

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妄想の原因と治療法

妄想の原因は生まれつきのストレスへのもろさなどに、生活環境や日常ストレスが重なるなど、複雑な要因が絡み合って発病すると言われています。脳内物質のやりとりの調整がうまくいかなくなっていることが発病の原因と考えられておりますので、そのバランスを整えるくすりを服用すると、症状が改善することができます。妄想や幻覚には抗精神病薬という薬剤が用いられます。幻覚や妄想といった症状を薬で改善されることが本当なのか、と不安に感じる方もいるかと思いますが、実際に抗精神病薬を服用した患者さんは「自分に余裕が生まれた」「1つのことに過敏になることがなくなった」などの声がありました。このように、薬を服用した感覚として、気持ちが楽になり、リラックスした状況になれることが多くあります。

当院での治療

当院では、妄想の症状を軽くするだけではなく、社会生活機能が低下するのを防ぎ、回復後は再発しないよう維持するため、治療を薬物療法と心理社会的な治療(リハビリテーションや精神療法)を組み合わせて行っていきます。
・薬物治療
症状を抑えるための薬を飲んでいただくことが必要となります。当院では薬は過不足なく出すことが大切だと考えています。最初は症状を抑えるために薬をしっかりと服用していただき、症状が治まってきた段階で薬を減らしていく。それがトータルの薬の量をもっとも少なくする方法です。
・心理社会的な治療
支持療法と呼ばれる方法で行います。この治療は患者さんが毎日の生活の中で、不安に感じていることや、心配していることを具体的に話し合い、解決の糸口を一緒に見つけていくことで、不安解消や精神を安定させます。

たわらクリニックでは「無駄に長引かせない」治療をモットーに日々の診療を行っています。
今回のケースでは、ご自身で悩まれても解決せず、悩んでいる間にかえって症状を悪化させてしまうケースが多く見受けられます。そうなる前にぜひ当院、またはお近くの心療内科に受診することをおすすめします。

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