パニック障害とは?どんな症状なのかなどを解説します

皆さんは、何の前触れもなく突然、動悸や息切れ、めまい、強い不安や恐怖を感じたことはありませんか?

実は、その症状はパニック障害かもしれません。

パニック障害は誰にでも起こる可能性がある病気であり、特に日常生活においてストレスを感じやすい人ほど発症する可能性があると言われています。もちろんパニック障害になるかどうかは個人差がありますが、パニック障害を発症すると日常生活にも影響が出てしまうでしょう。

しかし、パニック障害には治療法があり、治療を受けることで症状を改善できる可能性があります。

それでは、パニック障害とは何か、どんな人が受診する必要性があるのか、治療法などをご説明しましょう。

【パニック障害とは?】

パニック障害とは、以下のような症状を引き起こしてしまう病気です。

• 動悸
• 息切れ
• めまい
• 強い不安や恐怖を感じる
• 息苦しい
• 汗が噴き出る
• 身体が震える
• 呼吸が早くなる
• 身体の一部がしびれる
• 悪寒
• ほてり
• 喉に何か詰まったような感覚がある
• 胸の痛み・不快感
• 吐き気
• 腹部の不快感
• ふらつき
• 非現実感を感じる

パニック障害の症状は非常に個人差が強いので、一見するとパニック障害ではないと思う人もいるかもしれません。現にパニック障害を発症している人は100人に1人と言われていますが、もっと軽い症状を含めれば非常に多くの人が症状の片鱗を見せていると言えるでしょう。

日本ではかつて不安神経症や心臓神経症、過呼吸症候群などとも呼ばれています。

パニック障害を引き起こしてしまう原因は未だハッキリと解明されていませんが、ストレスや脳内の伝達物質が関連しているのではないかとされているのです。脳内では様々な神経細胞や受容体があり、その間を情報が伝わることで行動に起こしています。

しかし、何らかの強いストレスを感じたり、脳内伝達物質の働きに誤作動が生じたりすることで、パニック障害を引き起こすとされています。

【こういうことで困っている人には受診をおすすめしています】

もしも以下のような状態になって困っている人は、病院の受診をおすすめしています。

• パニック障害の発作を繰り返している
• 発作の経験のことばかり考えてしまう
• また発作が起きたらどうしようという不安がある
• 外出できない
• 狭い空間にいるのが嫌い

パニック障害の症状は発作を繰り返すほど慢性化してしまうので、症状がひどい人ほど外出できなくなったり、発作のことばかり考えるようになったりします。

初期はそこまで発作のことを考えにくいですが、発作を重ねるうちに「予期不安」という特徴の症状が現れてきます。

予期不安は発作を繰り返すたびに、発作を起こしている時の状態が頭から離れなくなり、次第に発作を起こしていないにもかかわらず、また発作を起こしたらどうしようと考えてしまうのが特徴です。そして発作を起こすことよりも、発作を起こした時の場所や状況まで症状が広がっていきます。

これを、「広場恐怖症」と呼びます。

広場恐怖症とは広い場所という意味ではなく、発作を起こした場所や閉鎖的空間、誰にも助けを求めることができない状況を恐れるあまり、その場を避けようとするのが特徴です。

パニック障害を発症している人の多くが広場恐怖症を患っていることが多いため、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。

特に逃げられない状況や助けを呼んでも応えてくれない状況に身を置かれた人はパニック障害を引き起こしやすくなります。こうした状況は地震や火事、エレベーターの中に閉じ込められるといった、命の危機に直結するような場面に遭遇した人に起こりやすいです。

もしもパニック障害を発症している人がいたら、決して「神経質すぎる」「心配しすぎ」「そんなのあり得ない」などと突き放したり理解しようとしなかったりするような言葉を投げかけるのは止めましょう。

【どんな治療法がある?】

パニック障害は決して直らない症状ではありません。

もちろん症状が軽いうちに治療を受けた人ほど改善されるのが早くなるので、なるべく早めに治療を受けることが大切です。

パニック障害の治療法は、薬物療法や認知行動療法があります。

薬物療法では、パニック障害による不安などの症状を抑えるための抗うつ薬や抗不安薬などを服用していきます。パニック障害の治療で出される薬は症状を抑える効果が高く、予期不安や広場恐怖症の症状も効率良く抑えてくれるのがポイントです。

現在主な治療薬として用いられている抗うつ薬(SSRI;セロトニン選択的阻害薬)は比較的安全性が高く、副作用も少ない上に長期間服用していても依存しにくいため、完治すれば徐々に減薬、中止することが可能です。しかし、効果が感じられるのに時間がかかるだけでなく、服用を始めて1週間~2週間の間、吐き気、食欲不振などの消化器系の副作用が発生する可能性があります。
これらは短期間で収まりますが、副作用の発生を鑑みて少量ずつ服用する治療が行われるのが一般的です。

パニック障害における認知行動療法はいきなり行われるものではなく、薬物療法によって少しずつ症状が改善されたことを成功体験として積み重ねていくのが狙いです。もちろん人によって症状が緩和されるスピードは違うので、医師との通院治療を経て段階的に治療を行っていきます。

【どう直っていく?どう良くなっていく?】

薬物療法や認知行動療法によって少しずつ症状を改善していくことによって、今まで感じていた不安や恐怖が徐々に薄れていきます。

あれだけ避けていた場所にも行けるようになりますし、人混みの中にいても気をしっかり持てるようになるのでバスや電車にも乗れるようになるでしょう。

完治が近づいてくると、アーティストのライブにも行けるようになるなど、外出することに不安や恐怖などを感じなくなるので生活の質が向上します。

【まとめ】

パニック障害は誰でも発症する可能性がある病気です。

決して心配症や大げさなどと言ってバカにできるものではなく、症状が慢性化して進行するほど日常生活に支障をきたす病気なので、早急に治療を受ける必要性があるでしょう。

早めに治療を受けるほど症状が改善されるのが早いため、もしも今回ご紹介した症状に心当たりがある人は、すぐに病院を受診するのをおすすめします。

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