遠隔診療は「オンライン診療」とも呼ばれ、インターネットで医師と患者を繋ぎ、専用のアプリやビデオチャット機能を使って診察を受けるものです。
従来は離島や僻地などの、物理的に医師の診察が受けられない方を対象にしてきましたが、近年のITの発達と新型ウイルスなどの感染症により、遠隔診療の需要はますます高まっています。
【遠隔診療のメリット】
オンライン上で行われる遠隔診療は、予約・診察・支払い・薬の処方まで、すべてオンラインで完結できるのが特徴です。
・患者様の手間や負担の軽減
従来の通院は、受付から診察・会計まで待ち時間があり、患者様への負担がありましたが、遠隔診療ならどこにいてもインターネットがあれば診察を受けられるため、病院への往復の手間や、待ち時間を無くせます。体調が悪い方や、忙しくて通院する時間が取れない方にとても便利なシステムです。
・安全な環境を実現できる
不特定多数の方が利用する病院は、新型ウイルス感染症や風邪など、対面することによる感染リスクが危惧されます。遠隔診療では、人と実際に対面せずにオンライン上で診察が行えるため、他者との接触をなくし、感染リスクを抑えられます。
・治療を継続しやすい
仕事やプライベートの都合などで時間が取れず、通院を中断してしまう方も多く見られますが、遠隔診療はその手軽さと時間制約の少なさから、ストレスを感じずに診察を受けることができるため、継続的な治療につなげることができます。継続的な治療は、医師としても症状のコントロールがし易くなり、病気の悪化を防ぐためにも重要です。
【まとめ】
遠隔診療（オンライン診療）は、インターネット環境があればどこでも受けられます。移動の手間が省け、安全な環境を実現できることから、新型ウイルス感染症によって人との対面が避けられる中、遠隔診療はこれからますます拡大していくでしょう。
対面の診療と組み合わせて行うことが原則ですが、適切に取り入れることによって、より良い治療が行えるようになると考えています。
当院でも行っておりますので、ご希望の方は主治医にご相談ください。
