【見逃さないで、心と身体のそのサイン!うつ病の初期症状かも!?】

涙もろいと感じることや疲れているのに眠れないといった症状がありませんか?

これらの症状はうつ病の初期にみられる症状で、2週間以上続いている場合はうつ病の可能性があります。また、本人に自覚がない場合でも周囲の人がうつ病の兆候を示すサインに気が付くこともあります。うつ病の初期症状を知ることは早期に受診でき、不調や苦しみを取り除く一歩に繋がります。

ここではうつ病とその初期症状についてご紹介いたします。

うつ病について知ろう

日本では、約15人に一人がうつ病を経験するといわれており身近な病気と言えます。
また、近年はうつ病を含む気分障害を患う方が急速に増えており、うつ病に関する情報は様々な媒体を通じて得ることができますが、大量の情報から正しい情報を得ることは難しく、うつ病に対する正しい理解が進んでいるとは言えない現状があります。

正しい知識を持ちその知識を活用できることは健康を維持したり、向上させたりするために重要であると考えられています。

急な涙もろさはうつ病のサイン?

うつ病は、気分の落ち込みやイライラするなど人の気持ちとの係りが深いため心の病と思われがちですが、実は「脳の病気」です。
ヒトの脳が正常に働く時は、毎日のできごとに対して、楽しい・腹立たしい・悲しい・さみしいなど様々な感情を抱きます。

しかし、重度のストレスが続くと脳の感情を作り出す働きがおかしくなり、これまでに感じたことのない気分の落ち込みが一日中続きます。
そのため、うつ病の初期においては「泣きたい気持ちや、ちょっとしたことで泣いてしまう」という気持ちや行動の変化が初期症状として現れてきます。

急に涙もろくなること以外にもうつ病の可能性を考える必要がある初期症状はいくつかありますので、以下の代表的な初期症状についてもチェックしてみてください。

うつ病の代表的な初期症状と期間

最近急になみだもろくなること以外にもうつ状態でみられる代表的な初期症状がいくつかあります。
心や身体の症状が一日中ずっと感じられ2週間以上に渡って継続して続く場合はうつ病のサインと疑ってみてもいいかもしれません。
ここでは本人が感じる症状(精神症状)、本人の身体に現れる症状(身体症状)、周囲にいる人が気づく症状に分けてうつ病の初期症状を紹介します。

本人が感じるうつ病のサイン(落ち込む、気分が重い)

うつ病とは「気分が落ち込んでいる」といった表現に代表される抑うつ気分が強い、抑うつ症状が重症である場合にうつ病と呼ばれています。そのため、自分自身で感じる気分や感情として以下のような項目がうつ病の初期症状として挙げられています。次のような症状が続いていないか確認してみましょう。

  • 憂うつ、気分が重い
  • 何をしていても楽しくない、何も興味がわかない
  • イライラして、何かに急き立てられるようで落ち着かない
  • 悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
  • 思考力が落ちる
  • 死にたくなる

身体に出るうつ病のサイン(食べられない、眠れない)

ヒトの脳は感情ややる気だけでなく、食欲などの人が生きていく上で必要不可欠な行動もコントロールしています。
そのため、極度のストレスによって脳がうつ状態に陥ると、気分や感情の変化以外にも、さまざまな身体の不調が起きてきます。

忙しい日々の中では、うつ病の可能性が疑われる気分や感情の変化を本人が自覚しにくいことも多いですので、次のような体の不調もうつ病の可能性を考える上ではとても大切なチェック項目になります。

  • 食欲がない
  • 疲れているのに眠れない、一日中眠い、いつもよりかなり早く目覚める
  • 体がだるい
  • 疲れやすい
  • 性欲がない
  • 頭痛や肩こり
  • 動悸
  • 胃の不快感

周囲から見たうつ病のサイン(涙もろくなる、反応が遅い)

うつ病では、感情や身体的な症状が多く出てくるため、本人でなくとも周囲から見てわかる変化がいくつかあります。職場の同僚や家族にここ最近、いつもと違い次のような行動が見られる場合、本人がうつ病に苦しんでいるのかもしれません。

  • 表情が暗い
  • 涙もろくなった
  • 反応が遅い
  • 落ち着かない
  • 飲酒量が増える

うつ病の初期症状の期間

落ち込む、気分が重いといった抑うつ症状は誰にでも起こるものです。通常は自然と消失し回復することができますが、うつ病では長期にわたって持続します。上記にあるような症状が1日中あり2週間以上続く場合はうつ病の疑いがあります。

対処法

ここまで紹介してきた症状はあくまで目安ではありますが、思いあたると思われた方や当てはまるかなと思われた方は心療内科や精神科などの専門科への受診をおすすめします。抑うつ状態があるからといって必ずしもうつ病と診断されるわけではありません。
自己診断することで早期の診療を遅らせることのないようにおかしいなと思ったら正しい診療を受ける機会を得ましょう。

*いきなり受診するには気が重い人には簡単なチェックシートを用いて自分自身や大切な周りの人がうつ病の可能性がないかをチェックしてみてはどうでしょうか。

まとめ

うつ病の疑いのある症状が1日中ずっと感じられ2週間以上つづいている場合はうつ病の可能性があります。
当てはまると思われた方や職場の同僚や家族などの周囲の人に当てはある場合は専門家に相談することをお勧めします。

うつ病の初期症状と目安となる期間を知っておくことは、対処を素早く適切に行うことにつながります。日ごろから自分の心と身体の変化を気にかけ、変化を感じた時の対処法を知っておくことが自身の心と身体の健康維持につながります。

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