【ケース2】 仕事と育児のオーバーワークで抑うつ状態となったケース(治療期間2か月 2クール)
職場での過重労働に加え、家事と育児負担で消耗し、抑うつ状態となったが、通院継続の時間的余裕がなく、薬物療法の副作用の心配がありTMSを希望された。
抑うつ気分、倦怠感、不眠があり、仕事や育児の際にイライラして相手にぶつけてしまう事での自責感を認めた。
生活機能は保持されていたものの、抑うつ状態を認めると判断しTMSを施行した。
3週間でTMSを1クールを施行し、憂うつ感とイライラ感が改善し情緒が安定し、睡眠も徐々に改善。
2クールで寛解し、薬物療法せず治療終了とした。
最終診察では、家事と育児の分担を夫と話し合う事や、職場での環境調整の相談、優先順位のつけ方など話し合い、再燃予防のアドバイスを行った。